卯城 美侑 miyu ushiro

こころホッと エステ部門代表
スキンケア講師 HCA認定トータルスキンケアカウンセラー
化粧品調合士 HCA認定ハンドメイドコスメティックスアドバイザー

お客様も自分たちも笑顔になれますように

ー略歴ー

東京で生まれ育ち、サロン勤務や小さなサロン開業でセラピストとしての経験を積む。
神奈川県に引越し後、新たにオーガニックリラクゼーションfamille(ファミーユ)を開業。
同サロンでトリートメントスクールを開校、講師を務め、卒業生3名をスタッフとして迎え営業する。
2児のこども達のアトピー&添加物アレルギーをきっかけにスキンケアについても学び始める。
食事療法と、こどものために受講した「化粧品原料から調合する学校」で作製したコスメで、
子ども達のアトピーが治ったことに深く感銘を受け、
スキンケアをサポートする手作りコスメの認定講師を取得する。
こころホッとにて教室で健康肌に導くスキンケアと手作りコスメの講師を務め、
心身の健康と安らぎを大切にセラピストとして施術を行っている。
現在は施術の担当と共にエステ部門のインストラクターと一般の方にも向けた講座の講師を担っている。

取得資格

・「一般社団法人エッセンス オブ ヒール」アウェイクニングアロマセラピー・ホリスティックアロマセラピー講座修了
ベビーマッサージ講座修了、マタニティトリートメント講座修了
・「アルファフットセラピストスクール」リフレクソロジーベーシック・アドバンス修了
・「ヒューマンクリエイティブアカデミー」AURA-SOMAカラーセラピープラクティショナー レベル2修了
・センセーションカラーセラピーティーチャー取得
・エネルギーボディーワーカー取得
・トラディショナルバリニーズ、フィリピン式、ヘッド、などを学ぶ

移転リニューアルで頂いたお祝いに感謝


「私が活動する意味・この道に進むための出会い」

  ー2014年、空に帰った親友にー
この年の夏、本当に久しぶりに親友が連絡をくれました。今思うと互いに何かを予感していたのか、偶然にも東北関東大震災以降初めて東京に帰省する予定があり、会う約束をしました。ところが検査入院したと連絡、病院にお見舞いでの11年ぶりの再開となりました。
帰省後、東京から会いに来たいと連絡をくれた親友。私達夫婦が大好きになった北海道伊達市で、温泉に行ったり美味しくて体にやさしい料理を作るからゆっくりしにおいでと話しました。移転する店で施術をしてあげる約束も。それから程なくして…親友が末期の胃がんという告白をしてくれました。前向きにがんばる、治すという親友。私も胃がんや食事療法について調べました。でも1ヶ月後、お店ができるのを待たずして親友は他界しました。

親友からもらったたくさんの思い出、お店開業への道のり
親友との出会いは実家の東京、小学校5年生の時でした。彼女はお笑いが好きでユーモアのあるイラストを描いてよく笑う反面、孤独や不安を抱えて人が怖いという氣持ちも持っていました。
それから中学校へ別々になるも、何かあると私の家に突然訪ねて来たり、悩みを話しに来てくれました。実は私も義父は戦災孤児で、その父による言葉や態度に幼少期から傷ついていました。同じようにたくさんの悩みを抱え似たもの同士が集まり、一緒に笑っている事が何より私の勇気と笑顔になりました。カウンセラーやセラピストになりたいという想いが芽生えたのはこの頃でした。今の仕事につながるきっかけはこの親友や両親・友人との出会いや、当時の環境のおかげで全てに言い表せない想いがあります。

生前親友は「健康な食べ物なんて意識したことがなかった。胃がんになる前に氣をつければよかった。」とつぶやきました。一緒に体にやさしく、美味しい食事を楽しむ時間があれば…と今では思います。生前約束したように移転したお店には呼べませんでしたが、彼女は風・自然・光、空になっていつも見守ってくれているような氣がして、壁の色は空色に塗りました。私の人生や仕事に対する意識が、更に違う形に変容したようにも思います。
以前の私は元氣な時も辛い時でも「ここにいけばまた明日を過ごせる氣持ちになれる」そんなお店を作りたいと開業しました。かつて自分こそがそんなお店を求めていたからです。小さな息子と小さなサロン、シングルマザーで…明日食べる食費も少し。こどもとお客様にはめいっぱい笑顔を見せなきゃと気丈に振る舞いながらも、内心は自分の至らなさ・無力さに落ち込んでいた時でした。わずかなお金で氣になっていた「アロマサロン」に初めて飛び込みました。1時間と少しの時間でしたが、お一人で営業されている静かな時間に、その方の温かな心遣いだけが入ってきました。涙が出るような時間でした。

それから10年と少しが経ちました。「こころホッと」には「お互いにココロがほっとする出会い・人・場所を大切に」という想いがあります。ホッと安らぐ氣持ちになれることが人生では大切だと思います。ただそれは自分が意識を向けないと気が付けないのかもしれません。健康であったり、大切な人がいることだったり、実はたくさんの支えで生かされている事に氣がつく事だったり、そんな平和な氣持ちを幸せに感じます。

もちろん親友だけではなく、両親、家族、友人、恩師、手を差し伸べてくれた方々、たくさんの支えがあって今の私たちがあります。ここでは語り尽くせないような経験、出会いがあり、きっと私だけではなく全ての方の人生にそれは起きているのだと思うから、今日を大切に、無理をするのではなく今の私にできる事で、世の中や誰かの小さな力になれれば幸せだなと思います。出会いに感謝して、今日も「笑う心」を持って生きたいと思います。


 親友、逆井恵(さかさい めぐみ)さんが「空で笑っている」ことを願って。

たくさんの支援に感謝して、命に敬意をはらいたい

3.11の震災が起きた時のことにも少しだけ書きたいと思います。当時住んでいた茨城では、避難所やあちこちで働くたくさんの方の姿がありました。避難所で寝ずに見回りや番をして下さった方の家ももちろんグチャグチャ、みんな被災者です。避難所の床にごろ寝する中こども達にマットを譲って下さった方、数分間隔で余震が続く中バスを必死で走らせてくれた運転手さんにも、あちこちでたくさんの方の姿に涙と感謝が込み上げてきたのを今でもしっかりと覚えています。命を落とした方や、もっともっとひどい被害があった地域の方を想うと言葉になりません。残されたご遺族の方の心がどうか平和でありますように。

伊達に来てからも私たちはたくさんの支援を頂きました。そうやって誰かのおかげで生きている事に感謝しています。当たり前ではなくある命を大切にしたいと思うと同時に、それはいつも生きるために活動してくれている自分や人様の身体に敬意を払う事でもあるのだと思います。
当たり前に生きている事に感謝して。