「強くない、痛くないのに楽になった。不思議」
「触れられてるくらいしか刺激されていないのに、
どうして身体がこんなに変化するの?」
当店の整体を初めて受けて頂くと、そんな風におっしゃる方が沢山いらっしゃいます。
整体の案内ページにもありますが、
- 骨を鳴らさずにやさしく調整する「無痛の手技」
- 刺激が少ない心地よい手技のため、老若男女問わず安心
- 強く揉んだり押したりせずに、筋肉もゆるみ楽になる
- 痛み・しびれなど不快感の緩和ほか、姿勢まで整う
- 脳脊髄液の流れが整い、自律神経・ホルモンバランス・不安定な精神面にも効果的
これが当店での整体の特徴です。
特に1~3について、今回はお話ししていきたいと思います。
整体の施術の中では
「痛い」
「辛い」
「苦しい」
そういったことを感じないように配慮して行っていきますが、
それには深~~~~い理由があるのです。
どうして弱い力で調整するの?
その一番大きな理由は、
「体が刺激を受け入れやすいから」
ということです。
というのも、身体にとって強すぎる刺激は、負担になります。
すると、身体は「防御反射」といって、
反射的に(無意識に)その刺激から身を守るために緊張します。
緊張した身体は固くなり、それ以降の刺激に対して、
こちらが意図する調整が行いにくい状態になります。
残念ながらそれは、施術者、お客様の双方にとって、
とても効率が悪い状況になっているといえます。
必要なだけの刺激で、身体が調整できるのであれば、
身体はとても効率よく変化していけるのです。
そして、もう一点理由があります。
それは、
「身体の負担になりにくい」
ということです。
というのも、まず、身体には「体力」というものがあります。
次は、「体力」についてお話ししたいと思います。
「体力」ってなんでしょう?
よく、会話の中でも「●●さんは体力ありますね」という様に、
「体力がある」(≒ 疲れにくい)
「体力がない」(≒ 疲れやすい)
と言う意味で使われますが、
簡単に言えば「体力」とは、
「環境の変化・外部からの刺激に対応できる力」
=「今の体の(内部の)状態を保てる力」
のことです。
(このあたりは少し難しいので、改めてご説明しますね。)
マッサージであれ、整体であれ、どんな施術でも、
受けると身体は刺激を受けます。
その刺激が、先ほど出てきた「防御反射」が起こるような刺激であれば、
身体はその刺激から「無意識に」身を守ろうとします。
この、「無意識に」というのがとても厄介で、
ご本人が意図しなくても、自動的に、勝手に起こります。
すると、
身体は身を守ることに貴重な体力を使ってしまうのです。
本来は、「体を治すために」使うはずだった体力を、
「刺激から身を守るために」使うことになってしまいます。
そうすると何が起きるでしょうか?
- すぐに体が元の状態に戻る
- 揉み返し等、施術を受けた後に不調が出る
- 症状や不調が長引く
といったことが起こってくるのです。
ここで大切なことは、マッサージや鍼やアロマトリートメント、整体、カイロなどが「悪い」ということではありません。
どの技術も大変素晴らしく、どれであっても、その方法がピッタリと当てはまる方はいらっしゃいますし、どの先生も素晴らしい技術をもって施術されています。
あくまでここで重要なのは、
その刺激を受けたときに、身体に「防御反射」が起きているかどうか、
それだけです。
防御反射が起こるかどうかは、
- 技術との相性
- 先生との相性
- その日の体調(施術者も、受け手も)
- 精神状態
- 触れる部位等々
様々な条件によって決まります。
以上の様に、防御反射はとても繊細で、その方の状態によっても変化するものなのですが、
当店の整体では、特殊な技術を使って、その「防御反射」が極力起こりにくい状態を作っていきます。
そのために、当店の整体では「弱い力」で整体を行っているんです。
これによって、極力体力を身体の回復に回していける状態ができていきます。
痛みがない、強く押さない、揉まない・・・じゃあ何をするの?
それでは、まとめていきます。
これで、「弱い力、やさしい刺激」で施術を行うことはご理解いただけたかと思います。
そして、その理由は、
- やさしい刺激の方が、身体が受け入れやすい
- やさしい刺激の方が、身体に負担が少ない
ということでした。
どのくらい弱いか、やさしいかというと、冒頭のコメントの様に、
「触れる~軽く押される程度」
の刺激で身体の各部位を調整していきます。
具体的には、
- 内臓
- 頭蓋骨
- 背骨
- 骨盤(仙骨)
- 手首足首
などなど、他にもいろいろありますが、ほぼこのあたりの調整になっていきます。
そして、いずれもとても繊細なところなので、非常に繊細なタッチが求められます。
また、調整自体は一か所につき大体「一瞬~30秒程度」で終わります。
そのため、「え?これだけ?」と驚かれる方が多いのですが、
そんな一瞬の調整でも、きちんと身体が変化しているのが感じていただけます。
前後にきちんと検査を行い、
本当に調整が必要な場所がどこなのか、
ちゃんと調整ができたのかを都度確認しながら行います。
調整ができたら、目的の症状についてどの程度変化が出ているのかも確認していきます。
そのようにして、一か所一か所、丁寧に確認しながら調整を進めていきます。